あと施工アンカー引張試験Post-installed anchor

あと施工アンカー施工後、メーカーの指定通りに施工されているのかなどを調査する試験です。

笹子トンネル天井板落下事故を受けて、看板や重量物の固定に多く用いられるケミカルアンカーの固着力を試験することは、あと施工アンカー工事においては重要な施工チェック項目となってきています。

当社では引張試験（荷重試験）を行い、あと施工アンカーの強度・耐久力を調査します。
引張試験によって、あと施工アンカーの不具合を正確に見つけ出すことが可能です。

あと施工アンカー引張試験は資格所持者で

あと施工アンカーの施工には、アンカーの施工サイズによって資格が定められています。
引張試験を実施・評価をするにあたっては資格は特に定められておりませんが、最近では公共工事をはじめとして施工サイズに適合する資格所持者が試験をするように指定されてきています。資格相応の技術・知識を有していることが大切なためです。

当社では試験サイズに適合する資格所持者が試験を行います。

引張試験の判定基準

施工されたあと施工アンカーが設計荷重に耐えられるかを引張試験機を用いて確認します。この載荷に対してアンカーの抜けや変形などを調査し、その耐荷重力を判断します。

特に引張荷重値の指定がない場合は、予想破壊荷重の3分の2を引張荷重とします。この載荷と施工状況などの目視による確認を含めてOKであれば合格となります。