ダイヤモンドコア工事Diamond core construction

ダイヤモンドコア工事

コンクリートの建物において、各種配管や配線類・ダクトなどを貫通させる場合は、新築工事の時にスリーブやボイドといった空洞の筒をあらかじめ仕込んでおき、そこに配管を通します。

しかし、改修工事においては、使用する機器の仕様が変わったりして既存の貫通孔が使えない場合や、新設のケースでは新たに配管のための貫通孔を設けなくてはなりません。

この穴開けにコアドリルという強力なモーターと刃先にダイヤモンドチップを使った専用の刃を使って穴を開けます。

この作業をダイヤモンドコア工事といい、通常「コア抜き」と呼ばれています。

非破壊検査の仕事について

事前調査の重要性

事前調査をしても、穴を開ける位置に埋設物がないこともあります。しかし、例えば探査を行わずに電気の配線を切断した場合には、切断した電線が何の電線であるか、切断による影響はないかなどを突き止めて早急に、復旧の対応をしなければなりません。

この間、対応に追われ本業は滞ることになります。実際に切断してしまうと、事前探査の重要性は明確になりますが、やはり事前に調べて未然に防ぐのが賢明な対策と言えるのではないでしょうか。

コンクリートの壁や床に穴を開けたい

トイレを改修する、エアコンを新しいものに替える、新しく機器を取り付けるなど、既存の穴が使えなかったり、配管や電気の線を通すのに新たに穴が必要になったりと、工事に穴開けの作業が伴うことはよくあります。開ける壁や床の中には電気配管などの埋設物があり、むやみに開けて切断すると停電でパソコンのデータが消失してしまい、訴訟問題に発展することもあります。

また、最近ではコンクリート躯体内の鉄筋を切断することによる、建物の強度低下が注目されるようになり、埋設物を調べることは重要度を増してきています。