RCレーダ探査RC radar exploration

RCレーダ探査

RCレーダ探査により、建築物・構造物を破壊せずに内部を調べることができます。

仕組みは船舶や飛行機などで使用されているレーダと同じです。電磁波を放射し、その反射波が返ってくる時間から距離を出し、鉄筋などの位置を調べます。

鉄筋の間隔や位置を調査する場合に使用します。

このような場合にRCレーダ探査は活用できます。

  • 構造物の内部(鉄筋の間隔/かぶり厚)を調査したい。
  • 広い範囲の調査をしたいので、X線探査ではコストがかかり過ぎる。
  • 土間などでフィルムが貼れなくX線探査ができない箇所を調査したい。
  • コンクリート厚350ミリ以上の、X線が透過しないような梁などの鉄筋を調べたい。
  • レーダ探査機でコンクリート内の埋設物を調べます。
    レーダ探査機でコンクリート内の埋設物を調べます。
  • 波形のピークが埋設物の位置です。
    波形のピークが埋設物の位置です。
  • 壁の配筋状況を罫書いたものです。
    壁の配筋状況を罫書いたものです。
打ち合わせについて

建物の構造や調査をする箇所により、一番効率の良い調査方法をご提案させていただきます。
レーダによって分かること、分からないことなども丁寧に打ち合わせさせていただきます。
ご不明点などございましたら、ご質問ください。

微弱の電磁波のため安全です

レーダに使用される電磁波は微弱のため人体に無害です。
X線探査のように、立ち入り禁止区域や管理区域を設定する必要はございません。

X線探査ができない場合にも活躍します。

構造物の内部を調査するという点において、目的はX線探査と同じです。しかし、建物の構造によってはX線探査をすることが難しい場合もあります。そのような時、このRCレーダ探査を行います。

X線探査は対象の裏側にフィルムを貼る必要がありますので、土間などフィルムの貼れない場所の調査は困難です。RCレーダ探査は反射波を解析して探査するため、フィルムは不要で広い範囲の調査にも適しています。

また、私たちの取扱うX線発生装置では、350ミリを超えるコンクリート層ではX線が透過せず撮影ができません(大型装置の場合は400ミリ程)。このような時、補完的に探査ができることもレーダ探査の特長です。